からだの健康 

肥満と健康
保健管理センター医師 宮川八平

肥満の判定は簡便にはBody mass index(BMI)を用います。BMI=体重(Kg)÷身長(m) ÷身長(m) で計算されます。あなたのBMIはいくつになりましたか?
肥満度分類 (日本肥満学会 2000)
BMI<18.5 18.5≦BMI<25 25≦BMI
低体重 普通体重 肥満(1〜4度)
最近は体脂肪率が簡単に計れるようになりました。体脂肪率で男性では30%以上、女性では35%以上のかたは肥満と判定されます。保健管理センターにも体脂肪計がありますので、一度はかりにおいでください。

こわいのは内臓脂肪型肥満
 おなかの内部の腸のまわりに脂肪がつくのが「内臓脂肪型肥満」です。この内臓脂肪型肥満には、糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病を合併しやすいので注意が必要です。正確にはCTスキャンで判定できますが、簡単にはウエスト径で分類することができます。
男性 女性
ウエスト径 85cm以上 90cm以上

肥満を解消するには
めざす標準体重は、標準体重=22×身長(m) ×身長(m)から計算されます。肥満を解消するには3位一体の治療が必要です。3位一体とは、食事療法、運動療法、行動療法です。必要な摂取エネルギー量は動き回る仕事とじっとしている仕事では当然ちがってきます。下の表を参考にして自分の摂取エネルギー量を予想してみてください。
生活活動強度と1日の所要エネルギー量
生活活動強度 職種など 体重あたり必要エネルギー量(Kcal/kg)
I. 軽い 一般事務、管理職、技術者、  幼児のいない専業主婦 25-30
II. 中等度 製造・加工業、サービス業、   販売員、幼児のいる主婦 30-35
III. やや重い 農業、漁業、建設作業員 35-40
IV. 重い 農繁期の農作業、林業、プロスポーツ選手 40-

食事療法(ここをクリック)
3食きちんと食べ、間食をさけましょう。1日30品目をとるようにしましょう。摂取カロリーは標準体重に25〜30kcalかけて得られます。標準体重が50kgならば摂取カロリーは1250〜1500kcalになります。(保健管理センターでは管理栄養士による栄養指導をおこなっています。要予約)
運動療法(ここをクリック)
肥満のもとになる脂肪ですが、日本肥満学会によれば、1kgの脂肪には約7000kcalのエネルギーがふくまれています。脂肪2kg=14,000kacalを30分のウォーキング(100kcal)でへらすには140日かかります。

行動療法(ここをクリック)
近年では食事療法、運動療法に行動修正療法を併用することの重要性が注目されています。ストレス解消の「気晴らし食い」、ママたちがよくする「残飯処理」、などの食行動を見直し、改善するようにします。

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