応急処置

虫さされ・犬にかまれたときの応急処置
農学部保健室看護師(前) 谷中美津江、 看護師 深谷美架

ハチに刺されたら
刺される機会が多いのは足長蜂(足をぶらさげたような格好で飛ぶ)と下の写真のスズメ蜂(黄色と黒の横縞)です。特にスズメ蜂は要注意です。巣を作る初夏から秋にかけて刺される危険が高く、刺されると「アナフィラキシーショック」をおこして死ぬこともあります。蜂に出会ってしまったら、あわてないで行動しましょう。蜂を刺激すると鋭い針の一撃を受けてしまうかもしれません。頭を低く下げそっとゆっくりその場を離れてください。襲ってきたら全速力で蜂から逃げるが勝ちです。
不幸にも刺されたときの手当ては
  @ミツバチの場合は毛抜きで毒針を除去する。
  A刺口をよく洗い、蜂の毒を洗い流す。
  B抗ヒスタミン剤を塗り様子を見ましょう。
  C気分が悪くなった時はすぐに近くの病院に行きましょう。眼球を刺されたら失明の危険があるので必ず眼科を受診してください。
                                (昆虫図鑑、小学館)

犬にかまれたら

慣れている犬だからとからかったりすると飼い主でも突然噛まれることがあります。
特に、酒に酔っぱらったときは出血も多くなるので注意しましょう。繁殖期(発情期)には犬を刺激しないように気をつけましょう。

 咬傷の特徴
  傷が見た目より深いことがあり、傷が不潔で化膿する危険性があり部位(顔、手など)    
  によってはひどくなることがあります。

 手当の仕方
   軽い傷口の場合
      水道水でよく洗い流し無色の消毒薬で消毒しガーゼを当てる。
   大きな傷口で出血している場合
      清潔なガーセなどで傷口を圧迫して止血し外科受診する。

破傷風の予防注射:ふつうは赤ちゃんのときと小学校6年生のときに破傷風の予防注射をうけています。しかし、抗体価が低下しているので、けがをした場合には破傷風トキソイドを再接種するのが安全です。

毛虫(茶毒蛾)
毛虫に触れた覚えがないのに皮膚炎になることがあります。その一つが茶毒蛾です。
幼虫1匹に30万本の毒針毛があります。年2回発生し、5月のゴールデンウィークの頃と8〜9月の頃です。夏に大発生することがあり、椿科(サザンカ、椿、お茶など)の葉に幼虫が頭を並べて葉を食べている光景に出くわすとギョッとしますね。(おすすめサイトにその写真が掲載されています) 夏の繁殖期を過ぎても毒針毛が残っており、その脇を通った時に葉に触れたり、風が吹いたりすると皮膚につくことがあります。毒針毛に触れると直後から半日位の間に赤い蕁麻疹のようなものが現れます。かゆみが強い、皮膚を掻くと広がるのが特徴です。手当は
  @セロハンテープなどで毒針毛を取り除く
  A皮膚をこすらないようにシャワーで洗い流す。
  Bかゆみ止めを塗る。ひどければ皮膚科で治療することです。
予防は当たり前ですが簡単です。できれば椿科の木には近寄らない、触らないことです。

おすすめサイト
農林水産技術情報協会 http://www.afftis.or.jp/konchu/kemushi/chadokuga.html
ウルトラがいちゅう大百科 http://www.kincho.co.jp/gaichu/gaichu_f.html